平成猿蟹合戦図

2011
朝日新聞出版
二年ぶりとなる長編は、閉塞感ある現代社会に一筋の光明となるストーリー。
歌舞伎町でバーテンダーをしていたしがない青年が、ひょんなことから国政選挙に打って出ることに。しかも対抗馬は地盤ガチガチの現職古参議院。
新宿で起きたひき逃げ事件を発端に、心優しき8人の人生が交差する、吉田修一の新境地。今の日本に本当に必要な小説はこれだ!
映画『悪人』のロケで長崎の福江島を訪れた夜、吉田さんをはじめ、カメラマン、プロデューサーら7、8人とスナックに入ったんですが、まさか、その場が物語のワン・シーンとして描かれるとは! しかも、水割りを作るため席に付いた女の子がいたんですが、彼女が「美月」という最初に登場する登場人物が生まれたきっかけになっています。小説家は、いつ何を見ているのか、何に刺激されて作品が生まれるのか、その目線というか、嗅覚に驚かされました。

(朝日新聞出版 I)

『平成猿蟹合戦図』

吉田 修一  
定価:819円(税込)
朝日文庫

『平成猿蟹合戦図』
[単行本]

吉田 修一  
定価:1,890円(税込)
朝日新聞出版
KR

『원숭이와 게의 전쟁』

요시다 슈이치  
은행나무
kyobobook.co.kr
TW

『平成猿蟹合戰圖』

吉田修一  
新雨
www.books.com.tw