最後に手にしたいもの

2017
最新刊
日々を懸命に生きている大人たちに贈る、どこまでも前向きで心に沁みるエッセイ集です。
ーー巨万の富や名誉を手に入れたあと、次に人が欲しくなるのは、この夕焼け空なのかもしれない。
(本文より)
自分自身がいかに唯一無二でユニークなのかをあらためて自覚できる25篇です。
旅好きの大人たちはもちろんのこと、飼い猫の金ちゃん、銀ちゃんにまつわる可笑しくて愛情あふれるエピソードは、猫好きの大人たちにも必読の書です。
担当編集者「ここだけの話」
(「泣きたくなるような青空」からのつづき)こちらが分けた案に、吉田さんからは、あっさり「それでいいです」とのお返事。思わぬ肩透かしでした。次の打ち合わせで持っていったタイトル3案のうち「泣きたくなるような青空」がいい、と盛り上がり、すぐに決定。それならもう一つが「最後に手にしたいもの」でも2冊並べるなら成立するんじゃないか、ということで晴れて2つのタイトルが決まりました。そのときに、装幀についても話が及んで、「片方が青空なら、もう片方は夕焼け空とか」と、すでにアイデアが固まっていました。ゲラを読み返しながら、「八幡製鉄所の美しさ」には何度も泣きました。
(木楽舎 K)

(木楽舎 K)

最後に手にしたいもの

吉田 修一  
集英社文庫

最後に手にしたいもの

吉田 修一  
木楽舎