横道世之介

2009
毎日新聞社
80年代後半、時はバブル真っ只中。横道世之介は、大学進学のため故郷長崎からひとり上京する。いつの間にか入会させられていたサンバ同好会でステップを踏み、教習所に通い、デートし、アルバイトに励み、テスト前には一夜漬け。いわゆる普通の大学生、でも何故だか人の心に温かい何かを残す男。そんな世之介と彼の周囲にいる人たちの20年後がクロスオーバーする青春小説。第23回柴田錬三郎賞受賞作品。
きっとどこかで会っている。主人公の世之介みたいな友達が、自分にもいたような気がする。世之介について、恋人の祥子ちゃんについて、友人の加藤君について、自分のことのように思い出すことができます。世之介の人柄に導かれながら本をつくりました。その幸せな時間がそのまま形になったような本です。みんなが「世之介」と親しみを込めて呼ぶ愛すべき主人公。世之介について、いつまでも語り合いたい気持ちです。

(毎日新聞社 N)

『横道世之介』

吉田 修一  
定価:750円(税込)
文春文庫

『横道世之介』
[単行本]

吉田 修一  
定価:1,470円(税込)
毎日新聞社
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『横道世之介』

吉田 修一  
新雨
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『横道世之介』

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