ひなた

2006
光文社
某有名ラグジュアリーブランドの広報で働く女。その恋人は文京区の閑静な住宅街に両親と暮らし、只今就職活動中。ある日兄夫婦が同居のために引っ越してくる。同居する兄の嫁、つまり義理の姉と彼女が友人同志ということから、何かと交流のある二組のカップル。そんな男女4人の春夏秋冬に、秘密の恋人の日常も加わって…。東京で暮らす男女5人の、ちょっと複雑でも「ありうるかも」な人間関係をそれぞれの視点で綴られている。吉田修一の描く「リアルな人間関係」がつまった1冊。
有名ブランドに就職したばかりの新堂レイ。レイの恋人、大路尚純。尚純の兄、大路浩一。浩一の妻、桂子。お互いに踏み込むことのできない“聖跡”を抱えながら、淡々とした日常を紡ぎだす。男女四人の視点で春夏秋冬を描いたこの作品が、発売から二年を経て、注目を浴びています。作品に惚れ込んだ書店員さんが手描きのオビを製作。さらに吉田作品に関する座談会を小冊子にまでしてしまいました。丸善ラゾーナ川崎店店頭で展開中です。

(光文社 H)

『ひなた』

吉田 修一  
定価:540円(税込)
光文社文庫

『ひなた』[単行本]

吉田 修一  
定価:1,470円(税込)
光文社
KR

『캐러멜 팝콘』

요시다 슈이치
은행나무
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『日向』

吉田修一
時報出版
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