静かな爆弾

2008
中央公論新社
閉園時間になった神宮外苑で出会った美しい女性は、音のない世界に住んでいた。テレビ局で忙しく働く男は、ある日声をかけた女性と同じ場所で再会する。ふたりは次第に距離を縮め、付き合うようになる。週末は一緒に過ごす状態が続き、男は久しぶりの休暇を恋人とハワイで過ごそうとする。しかしちょうど彼が追っていたスクープネタに大きな動きがあり、その約束は反故されてしまって…。音を介在しない恋人たちの静かで熱い恋愛小説。
吉田さんいわく、「嫌な男でしょ、この主人公」。でも、だからこそ共感してしまう、男と女のすれ違い…。緊張と熱を孕んだこの物語は、韓国でも人気を呼びましたが、あちらでは、「爆弾」という言葉が別種のイメージを喚起してしまうそうで、『愛を語ってください』と改題されました。ちなみに、スタイリッシュな表紙の丸印は何? と聞かれることが多いのですが、なんと、修理中の車に塗られたワックス模様を撮影したものなのです。

(中央公論新社 U)

『静かな爆弾』

吉田 修一  
定価:480円(税込)
中公文庫

『静かな爆弾』
[単行本]

吉田 修一  
定価:1,365円(税込)
中央公論新社
KR

『사랑을 말해줘』

요시다 슈이치
은행나무
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