TALK&INTERVIEW Vol.1
華やかに見えて実は地味。それが作家の日常である。スケジュールを埋めるは執筆の日々ばかり。来る日も来る日も面と向かうは原稿なんである。ご多分に漏れず、吉田修一の日常も然り。でもふと生まれた“書かなくてもいい夜”には、誰かを誘ってグラスを傾けることもある。それが気の合う友人とならば、おいしい酒もなおさらおいしく感じられるのはいわずもがなで…。
作家・吉田修一が繰り広げる交友の夜、お相手は前回に続き映画『悪人』でタッグを組んだ李相日監督。場所は吉田行きつけの都内某所のバー。二人とも親しいオーナーや、サイト編集人Tも交えた語らいは、夜が深まるほどに盛り上がりをみせていくのだった。
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李相日(リ・サンイル)
1974年生まれ。新潟県出身。『青〜chong〜』でぴあフィルムフェスティバルのグランプリを受賞。『フラガール』で日本アカデミー賞作品賞、キネマ旬報ベストテン邦画部門で一位を獲得。今最も注目を集める若手映画監督のひとりである。最新作は現在公開中の『悪人』。
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